みなさん、 『フレイル』 という言葉をご存じですか?
フレイルとは、日本老年医学会が提唱した概念で、「Frailty(虚弱)」という意味です。
最近よく言われるフレイル予防の 『フレイル』 は、健常者から要介護者になる中間状態のことを指しています。
具体的には、加齢に伴い筋力や体力が落ちた状態や、家に閉じこもりがちになったり、気持ちがふさぎ込んだ状態、いわゆる衰え全般のことです。
骨折や脳卒中などで突如
要介護や寝たきりになる方もいますが、高齢者の多くはフレイル時期を経て徐々に衰え、要介護状態になると考えられています。
また、フレイルは身体面の問題だけではなく、認知機能の低下や鬱など精神・心理面の問題としても大きな問題です。
しかし、フレイルは適切な時期に適切な活動や支援を受けることで健常な状態に戻ることができるとも言われています。
現在、コロナにより外出する頻度が減り、人と会う機会が減っています。
毎月行われていた集会がなくなり活動機会が減った、運動や会話する機会が減った、という方も多いのではないでしょうか。そのような生活の中では、今まで以上にフレイルに気をつけていく必要があります。
先日、「フレイル予防~コロナ禍で要支援・要介護にならないために~」という講座が、柏市在住の60歳以上の方を対象に、老人福祉センター柏寿荘にて行われました。
その講座では、暮らしの中で活動に繋げるヒントや座って行える運動を実際に実施していました。
みなさん座学と実技を真剣に、そして楽しみながら参加されていました。
講座の中で印象的だったのは、『大切なのは、その運動が好きで続けられるかどうか』 そして、『誰かと一緒に行うとよりその活動や運動を継続できる』という言葉でした。
感染対策しながら、みんなで楽しく運動を続けていきましょう!!
今回の講座は、理学療法士による健康講座の1つなのですが、今後も来年の3月までさまざまな健康維持・増進講座が老人福祉センターの柏寿荘で開催されます。
お友達やお知り合いのご高齢の方にお声掛けいただき、ぜひ皆さんで楽しく参加して、フレイルを予防していきましょう。
このような講座を通して、一人でも多くの方が元気な毎日を送ってくださるとうれしいです。
講座の申し込み方法は 柏寿荘に直接来館 または 電話申し込み(9時半~)となります。
定員は20名となりますので、お早めにご予約ください。
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