2021年4月27日火曜日

「今年も藤の花が見たい!」

こんにちは。
皆さんは、「〇〇がしたいけど、できない・・・」と思っていることはありませんか?今回は、そんな悩みを持って当事業所のリハビリを開始された方の訪問リハビリの様子を少しご紹介します。

自宅で転倒してから足腰の痛みがひどく、動けなくなってから約2か月・・・。
以前は、デイケアにも通い、春にはご自宅の周りに咲く藤の花を見ることが毎年の恒例行事となっていました。「今年も藤の花が見たい」「早くデイケアに通いたい」そんな思いから、訪問リハビリを2月から開始しました。
リハビリを開始して約1ヶ月、徐々に痛みが落ち着き、少しずつ歩行練習など動けるようになってきました。車いすもレンタルし、リハビリがない日でもご家族に協力してもらいながら、車いす乗車時間を少しずつ伸ばしていき、先日、1つ目の目標だった藤の花を車いすに乗って今年も無事に見に行くことができました!


また、2つ目の目標であるデイケアに通うこと。そのために玄関の段差昇降も練習し、今では軽介助で昇降できるようになりました。そして、近々デイケアの再開も予定しています。

御年99歳。まだまだやればできるという事を目の当たりにし、私たちも元気づけられました。皆さんも、やってみたいことに一歩踏み出してみませんか?

2021年4月12日月曜日

在宅リハビリテーションガイドブック

こんにちは。外はだんだんと温かくなってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。今日は、当事業所のスタッフも数名執筆している在宅リハビリテーションの本を1冊ご紹介させていただきます。


在宅リハビリに関わっていて感じることは、利用者様やご家族様の生活の中に関係スタッフが入っていくため、病院でのリハビリよりも利用者様やご家族様がより主役として、スタッフは脇役として関わっていくことが重要に感じます。脇役と言っても、利用者様やご家族様をより一層輝かせる名脇役でなければなりません。利用者様やご家族様の夢や希望を引き出し、見通しを持って支えていくことが重要です。 

本書籍では、在宅リハビリに必要な知識や技術を、解剖学などの基本的なところから、実際の現場での参加・活動までの発展的なところまで、カラーで図や表を多く記載し、わかりやすく解説しています。また、在宅リハビリに関わっていると、時には、自分の専門分野だけではなく、他職種の知識も必要になってくることも多くあります。そんな時、実際に現場で活躍している様々な職種の専門家たちが、より実践的な内容を紹介している本書籍が役に立つのではないでしょうか。

現在、在宅リハビリに関わっている医療、看護、介護職の方々だけでなく、将来、在宅リハに関わろうと思っている学生の方々にもわかりやすい1冊となっています。ぜひ、皆様もお手に取ってみてください。